いつもシトロエン箕面のブログをご覧頂きありがとうございます。
私はシトロエン箕面に勤めるまで車の知識があまりなかったのですが、映画に登場するクラシックな車の造形などに惹かれていました。
コードネームU.N.C.L.E.やファンタスティックビーストなど時代設定が1900年前期から中期までの映画で、
馬車に交じって道路を走るクラシックな車を見てワクワクしていました。
調べてみたところ、クラシックカーは「古い車を総称する言葉」として製造してから数十年経過した車をさすようです。
日本クラシックカー協会(JCCA)が主催するクラシックカーイベントの参加基準として1975 年までに生産された車と規定していますので、これが日本におけるクラシックカーの基準ともいえるとのこと。
さて、シトロエンのクラシックカーといえばかの名高き「2CV」でしょう。
世界初の前輪駆動式小型ハッチバック「2 CV」は、その独創的なイノベーション、独立サスペンション、
標準4速ギアボックス、折りたたみ式のキャンバストップによって「人生の喜び」を表現した2 CVは、
戦後のフランス楽観主義を象徴する車でした。
またお手頃な価格と容易なメンテナンスを実現した経済的なモデルとしても知られ、
「4つの車輪のついたコウモリ傘」と形容されました。
かつてヨーロッパでは傘は日焼けを防ぐ高貴なアイテムでしたが、
時代の変化とともに庶民の暮らしに寄り添う道具になったとか。
そのあたりの経緯は車と似ていますね。
様々な先進的機能と大衆の心をつかむデザインを兼ねそろえた「2CV」は、
1990年7月まで販売が継続されるロングセラーとなったのです。
販売期間は42年、生産台数は3,868,634 台。
「2CV」は今も長く愛されていると感じます。
その2CVのミニカーが入荷しましたので、ぜひ皆さま手に取って愛でてくださいませ。