5CV、トラクシオン・アヴァン、2CV、DS、SM、CX、BX、Xantia、C3、C4、C5、C6……
戦前から現代にいたるまで、シトロエンは100年ものあいだコンフォートを実現すべく
あらゆるイノベーティブな技術を用いてきました。
伝説となったハイドロニューマチックはもちろんのこと、
それ以前にもトラクシオン・アヴァンのモノコック構造+トーションバースプリングや
2CVのマスダンパーなどがあったことからも自明なように、
シトロエンのサスペンションシステムは、どれもが技術のための技術ではなく、
あくまでシトロエンが求める快適性を実現するための手段でありました。
ハイドロニューマチックも最高の快適性能やロードホールディングを実現するための
当時として考えうる最良の手段が、それであったからといえるでしょう。
こうしたコンフォートに対するこだわりから生まれた、
「プログレッシブ ハイドロリック クッション」 PHC
ダンパーインダンパーともいわれるこのダンパー、
ダンパーの中にもうひとつダンパーを埋め込んで・・・
と、難しい内容はここではさておき・・・
要は、細かな連続する振動については柔らかく動くことでショックを吸収し、
ロールのような大きなうねりに大しては抑制を効かせることでふらつきを抑える。
まさにハイドロニューマチックと同じ思想を持ったダンパーなんです。
日本では、C5エアクロス C4に続いて今回発売されるC5Xに搭載されます。
しかも!
C5X プラグインハイブリッドには、
このPHCに電子制御を加えた
「アドバンスド コンフォート アクティブサスペンション」 を採用。
これはもう期待値が上がることうけあい!!
松谷も早く乗ってみたくてウズウズしております。
そんなプラグインハイブリッドの登場はもうしばらくお待ち頂くことになりますが、
まずはベースとなるガソリンモデルが間もなくやってきます。
どうぞお楽しみに!!